基本知識・基本的な用語編


◆そもそも『コミケ』ってなに?
 正式名称は『コミックマーケット○○(通算開催回数)』。
 40年90回以上の開催歴を持つ日本で開催される最大の同人誌即売会です。
 公式の略称は『コミケット』ですが、それを更に縮めた『コミケ』が一般的な呼称です。当FAQでは公式略称に準じ、「コミケット」と統一して記述します。
 現在は東京都の東京国際展示場こと『東京ビッグサイト』の全館を会場とし、夏のお盆付近(=夏コミ)と冬の年末(=冬コミ)の2回ずつ2日から3日間にわたって開催され、毎回の来場者は延べ50万人以上に上ります。
 また、この基幹開催以外にも『コミケットスペシャル』として、数年に一度会場や開催形態を変えた比較的小規模なイベントが開催されます。
 このコミケットが日本最初の大規模同人誌即売会であるため、現在は多くの同人誌即売会がその名称に 『〜〜コミ』と付けている(『●●コミ』という呼称が既に、『●●を題材とした同人誌即売会』という意味として機能しています) ということから、『コミケ』を即売会の総称と捉えている方も多いようですが、本来『コミケ』はコミックマーケットのみを指す呼び方であり、規模の大小を問わずコミケット主催団体である『コミックマーケット準備会』以外が開催する即売会を『コミケ』と呼ぶのは本来は誤りです。

◆そもそも『即売会』ってなに?
 全国で開催される大小のフリーマーケット同様、アマチュア同士が決められた期間・会場内で小さなお店を開き、来場した人に手持ちの品販売するイベントのことです。売り手と買い手の距離が近いため、通常はお互いに売ったり買ったりという、販売物を仲立ちとした同好の士の交流場所として機能しているケースがほとんどです。
 コミケットは主として『同人誌(またはファンジン誌)』と呼ばれる、アニメやコミック、映像作品等のファン達が作った様々な内容の自主製作冊子を頒布・交換することで同好の士と交流を図る場として開催されています。
 アニメや漫画、映画、歴史などを題材としたものに始まり、レポートや研究誌、旅行記、創作漫画や小説、イラスト、替え歌集など冊子としての同人誌の内容も多岐に渡りますが、それ以外にも自作楽曲、自作ゲーム、手芸品、アクセサリー、写真集、などのグッズを扱うブース(コミケットでの正式呼称は『スペース』)が出展されています。
 ただし、扱っている内容の如何を問わず、一部の『企業ブース』以外ではそれらの出品者はあくまでアマチュアであり、企業出展者ではありません。

◆コミケットの 開催時期・時間は?
 通常のコミケットは前述の通り毎年2回、夏のお盆ごろと冬の年末ごろに開催されます。
 最近は基本的に3日間、金曜/土曜/日曜日に渡って開催されるのが通例ですが、細かい曜日や週は会場である東京ビッグサイト側の事情でずれるため、次回開催際日程についてはコミックマーケット準備会のWebサイトなどで確認しましょう。
 コミケットの当日開催時間は午前10時から午後4時まで、コミケット内の特設ブースとして開設されている『企業スペース』は最終日以外は午後5時まで開場しています。

◆どうやって行けばいいの?
 コミケット会場では事前申請した一部の『サークル参加者』を除いて、自家用車の駐車ができませんので、一般の参加者はバス、電車、ゆりかもめなど公共の交通手段を利用して会場に向かいます。
 一部の駅からは朝夕の移動時間帯にあわせてビッグサイトと駅を往復する特設バスが出るところもありますが、そういった専用線以外はあくまでも一般交通機関であり、コミケット参加者以外の乗客も同乗しています。大声での趣味的な会話を避ける、荷物で車内通路や座席を占用しない、車内で携帯電話を使用をしないことなどの常識やマナーを守り、社会のコミケットに対する印象を悪くさせないことも参加者の義務です。

◆コミケットに入場するには何が必要?
 コミケットには入場料や入場券は存在しません。また、入場に関しては年齢制限もありませんので、自己責任で行動できる年齢(参考としては中学生程度以上)であれば、ただ開場時間中に会場内に入るだけならば入場口は誰でも何も持たずに通過することが可能です(ただし、コミケットには1日あたり15万人以上の参加者が来場するため、開場時間前には長遠な入場待ちの行列ができ、その入場が完了するのにおおよそ午前中いっぱいかかります。『チケット等が無くても入場できる』のと『行けばすぐに入場できる』のは全く別問題だということは理解しておく必要があります)。
 時折『チケット』や『入場券』という言葉を耳にすることがあるかもしれませんが、それは開場時間より早く入場して準備をしなくてはならないサークル参加者に対して発行されるもので、一般の参加者には直接関係ありません。
 つまり、『コミケットの入場券』 というチケットは販売されてはいませんし、サークル用のチケットは売買を禁止されています。もしネットオークションなどで『コミケのチケット』なる物が出展されているのを見つけた場合でもそれはサークル参加者用のものを横流ししているコミケットのルールに反した物なので間違っても入札などしてはいけません。
 なお、過去に『コミケカタログ』が入場証として確認されていた経緯で、今でもまれに『カタログが入場券代わりである』 という紹介がされているケースもありますが、現在のカタログには入場証としての機能は無く、そのため、「カタログを持って行かないと入場できない」ということはありません。

◆コミケットで禁止されている事は?
・開場周辺での徹夜行為。
・サークルチケット/サークルスペースの売買。
・指定の入待機場所以外での開場待ち、行列。
・持込禁止物品の持参/所持。
・コスプレ着用での来場/帰宅。
・喫煙指定場所以外での喫煙。
・会場内での飲酒。
・サークル参加者の開場時間以前の開場内移動(フライング)。
・会場内での走行。
・会場内エスカレーターでの歩行/駆け上がり/駆け下り。
・更衣室以外でのコスプレ更衣。
・会場内床面赤枠内での立ち止まり/座り込み。
・事前申請を行ったサークル参加者以外のマイカーでの来場。
・個人での119番/110番通報。
・会場内、周辺施設での植え込みや花壇への踏み入り。
・会場内での手荷物類の放置。
・成人向け創作物の未成年者への頒布。
・サークルによる食品類の販売。
・対象を問わず無許可の写真/動画撮影(盗撮)
・メディア/個人を問わず無届けでの取材活動。
・他の参加者の危険、迷惑となる行為全て。

 その他、コミケット準備会スタッフが危険と判断した行為、ルール違反と判断した行為が禁止となります。
 コミケット参加者は全員がこれらの禁止事項を遵守し、自分自身と、他の参加者全員の安全とコミケットの無事な開催に進んで協力する義務を負っています。逆に言えば、その協力義務を積極的に果たすことを了承できる人だけがコミケット参加者の資格を得られるのです。これは参加回数や経験に無関係に来場者全てに課される最低限の責任ですので、『知らなかった』では済まされません。
 詳しくはコミケットカタログに記載されていますので、参加を予定している人は事前に必ずカタログの注意事項を熟読し、理解して下さい。
 

◆カタログってなに?
 正式名称を『コミケットカタログ』といい、毎回開催される度に発行されるコミケットの案内書で、世間一般的にいう「イベントパンフレット」にあたる冊子です。
 内容としては、参加者全体に向けたコミケット参加に当たっての詳細なガイダンスと注意事項、日程とジャンルごとに掲載された全参加サークル(3日間日程だと実に35,000サークル以上!)の紹介と配置場所を示す『サークルカット』、そして前回のコミケットであった数々の出来事を参加者が1枚のカットに込めて投稿する『マンガレポート』がメインコンテンツです。
 それ以外にも様々なイベントや即売会の情報やスタッフによる欄外コラム、ちょっとしたマンガにまで、文字通りぎっしりと情報が詰まっています(当Comi-Naviもカタログにガイダンス記事を寄稿しています)ので、これを読まずにコミケットに参加することは何の予備知識も準備も無くいきなり海外へ独り旅を敢行するのに等しいと言っても過言ではありません。
 カタログの価格は回ごとに多少変動しますが、おおむね2,300円(販売店店頭価格)でコミケット開催の1月程前から全国のアニメショップや同人ショップ、大手書店などで販売されます(ショップによっては入荷日や価格が多少異なったり、ショップ独自の予約・購入特典が付くなどの差があります)。
 前述の入場券の項にあるようにカタログの『購入は』必ずしも義務ではありませんが、そこに掲載されている『コミケット参加者のための注意事項を熟読し、理解することは参加者の義務』です。他のイベントではOKでもコミケットでは禁止されている事も多くあります。例え回し読みであってもそこだけは絶対に目を通して下さい。

 ※当サイトでもコミケカタログから抜粋した注意事項を参考に掲載していますが、基本的には各回ごとにカタログの最新情報を参照することを強くお勧めします。

◆カタROMって何?
 膨大なサークルカットのコンパクトな収録と検索性を向上させるためにDVD−ROM化されたカタログを『カタロム』と呼びます。
 カタロムには、参加者のための注意事項とサークルカットが収録されており、自分がチェックしたサークルを会場内のMAPに合わせて表示、出力(印刷)する機能等が実装されています。
 WindowsとMac両対応で価格は毎回の冊子版カタログと同じですが、発売日は冊子版の発売から1週間後です。
 紙版のカタログに比べて圧倒的にコンパクトではありますが、収録されている情報量が大きく削られている点を始め、既にコミケットに慣れている参加者に適した仕様になっているため、コミケットビギナーには分厚くても(むしろその厚みと情報密度から、参加している人数の多さやいかにコミケットが多様なジャンルや価値観の中で運営されているのかといったコミケットならではの全体像をイメージして欲しい!)まずは冊子版カタログの購入を推奨します。
 なお、蛇足ながら、現在購入の義務は無くなっているとはいえ、カタログの売上はコミケットの巨額な開催費用の一端を担っており、カタログを購入することはそのままコミケットの運営を支援することにつながっていますので、『自分くらい買わなくてもいいだろう』と思わずに可能な限り購入しましょう。

◆『チケット』ってなに?
 チケットは正式名称を『サークル専用通行証』、俗称を『サークルチケット』といい、一般参加者の入場前に会場に入り、準備を行う必要があるサークル参加者用に配布される優先入場券のことです。
 サークル参加者は開場前の決められた時間にこの通行証を持参して特定のゲートから入場することになっていますが、サークル参加する友人知人からもらう機会でもなければ、コミケットの一般参加者には無縁の物です。
 開場時間後は持っていなくても(時間によって入場待機列に並ぶ必要はありますが)誰でも自由に会場に入れます。
 なお、通行証の売買や、オークションなどによる転売行為は、主催者であるコミケット準備会によって固く禁じられています。チケットには参加サークル名と通し番号が印字されており、こうしたチケットが本来参加すべきサークル以外の不特定多数に渡るような行為が発覚した場合、そのチケットを放出したサークルに厳重なペナルティが課せられます。
 通行証をこういった不正な手段で入手することはコミケット自体及びコミケットの全参加者に対する重大な背任行為であることを重々認識しておいて下さい。
 あなたが一般参加者であれサークル参加者であれ、もしどこかで直接の知人以外からの余剰入場券の買取や有償譲渡の誘いを受けても絶対に応じてはいけません。

◆『サークル参加者』と『一般参加者』ってなに?
 サークル参加者とはカタログに掲載されているサークルスペースに立ち入ることのできる人、つまりコミケットにおいて何らかの物品を持ち込み出展する、いわば「売り手」に当たる参加者です。
 一般参加とはそれ以外の、会場入口から入場し、参加したサークルの出展物を手にする「買い手」に相当する参加者を指します。
 この2つの区分に、基本的にボランティアであるコミケットスタッフを加えた(逆に言えば、会場内店舗の販売員や会場職員、ガードマンや警察官などを除いた)全員を、コミケットでは『参加者』と定義しています。
 つまり、一般であれサークルであれスタッフであれ、コミケットにはいわゆる『ホストとゲスト』や『店舗とお客様』といった関係は存在しないのです。
 ですから、1つ1つのサークルは『同人誌を売っているお店』ではなく、また、あなたを含む1人1人の参加者は『同人誌を買いに来たお客さん』ではないということは認識しておいて下さい。あなたが望むならばいつでもあなたは所定の手続きの上でサークル参加者の立場に立つことも、スタッフになることもできます。
また、サークル参加者やスタッフも折を見て他のサークルの頒布物を見買しに出ています。
 参加者がお金を払ってサービスを受ける『お客さん』ではない以上、スペースに出展しているサークル参加者はもちろん、手ぶらで会場を訪れている一般参加者にもコミケットの無事な開催とスムーズな運営に積極的に協力する義務があります。初心者から熟練者まで、このことは忘れてはいけません。

◆コミケットでコスプレしたいんだけど?
 元来コミケットの黎明期にお祭りを盛り上げる遊びのひとつとして参加者の一部が始めたのがコスプレの由来ですが、現在ではコスプレのためだけ、あるいはコスプレを撮影するためだけにコミケットに来場する参加者も少なくありません。
 そのために一部ではコミケ=コスプレイベントという認識さえある昨今ですが、基本的にはコミケットは『コスプレをしてもいいイベント』であって『コスプレのためのイベント』ではないので、まずその根本認識を正しく持つことが必要になります。
 したがって、例えコスプレだけを目的に来場する場合でも一人の一般参加者としてカタログの事前熟読とコミケット運営への協力の義務が存在することを覚えておいて下さい。
 コスプレはサークル/一般/スタッフ(※)の区別無く、ルールさえ守れば希望する誰でも楽しむことができますが、コミケットではあまりに参加者数が多いことから、混雑原因となることを避けるためと混雑内で周囲に迷惑や被害を及ぼさないよう、主にコスプレイヤーが集まるための専用場所として『コスプレ広場』が設けられ、小道具類の持ち込みや衣装そのものについても他のイベントに比べてルールが厳重になっています(ルールや持込禁止品についてはカタログに記載があるので衣装準備の段階でそれを読んでおく必要があります。その規約に違反するコスチュームは会場内で着用できませんし、こっそり着用しても発見され次第没収や退場となります)。

 そのため、コスプレをする参加者は一般入場などのルールに従ってコミケット会場に入場してから必ず所定の更衣室を使用して着替えを行い、登録を行ってはじめて自由に会場内を移動できるようになります。指定更衣室以外での着替え、コスプレしたままの来場は厳禁です。
 登録の際、コスプレのルールブックである『コスプレ登録証』という冊子が渡されますが。それには会場内でのルールが記載されているのでまず熟読して下さい。さらに冊子そのものが登録証となるために、常に携帯することが決められています(『ちぇんじ』の内容を当サイトの【アーカイブ】コーナー内に掲載していますので参考にして下さい)。

コスプレ参加者にはコスプレ先行入場というシステムがあり、開会前に更衣室を利用し、コスプレに着替えることのできるシステムです。
コスプレ先行入場を利用するには、通常のコスプレ登録料(1,000円)の他に、オンライン申し込みのインフラ利用費用、更衣室の会場費用や証券類の印刷・発送費用として、 先行入場事務手数料(1,000円)の追加負担になります。
なおこちらは、当日先行入場専用入口から入場する際に支払うことになります。
なお、サークル参加される方はサークル入場時間帯に更衣室を利用できます

 また、会場内のコインロッカー、クローク等の収容設備が十分ではないため、衣装に着替えた後も自分の全部の荷物は基本的に自分で常時携行しなくてはなりません。
 コスプレは通常の一般/サークル参加者としてのルールを守り、責任を全て果たした上でなお、コスプレについての個別ルールを守れると認められた参加者にのみ許されるコミケットの楽しみ方である、とも言えるでしょう。

※スタッフは配置場所や役職によってはコスプレができない場合もあります

◆軍装など制服系のコスプレをしたいんだけど?
 警官・自衛官・消防局員・ガードマンなどコスプレとして一部着用できない制服類があります。ただし、2016年冬のコミケット(C91)より条件付で着用可能になったものもありますのでカタログで確認しておいてください。これらに関してはコミックなどに登場するアレンジされた制服であってもコスプレすることはできません。
 架空の軍装、歴史上の軍装、海外の軍装や制服類については可となっていますが、着用者にはそれを見た方がどのような感情を持つかというようなことについてまで責任を負う必要があります。また、外見が上記禁止されている制服に類似しているものについては誤認防止の観点から規制される場合があります。
 ショップの店員や職業コスプレはビッグサイトで実際に職務を行っているもの(コンビニ店員、宅配便スタッフなど)については不可となりますが基本的には可能です。

◆どこからが登録の必要な『コスプレ』なの?
 コミケットでは参加者のコスプレ衣装着用のままの来場を禁止していますので、コスプレをしたいと思う参加者は基本的に必ず会場内の専用更衣室を使用して着替え、その際に登録を行って参加証である『ちぇんじ』という冊子を受け取る決まりとなっています。
 ただし、中には既製品を組み合わせただけのコスプレや大きなリボンを着けたり帽子をかぶるだけ、あるいはハッピや上着を羽織るだけ、というコスプレなのか一般服なのかの線引きが微妙なケースや、ゴスロリドレスや浴衣、着物といったほとんどコスプレのような着衣も存在していますから、そのどこまでが登録が必要なコスプレなのかという問題に悩む事も多いものです。
 文字通り膨大なケースが考えられるのでそれをひとつひとつ可否を挙げていくことはできませんが、コミケットの基本理念に照らせば『コミケットにおけるコスプレの定義は、何らかのキャラクターの再現を目的としたものに限らず、コミケットというお祭りを楽しむために服装をモチーフとした自己表現を行うこと全般を含む』『その参加者が自分の格好をコスプレだと思うならそれはコスプレである』ということになります。例えばジーンズに白無地のTシャツという服装であったとしてもそれを単に服のチョイスとして着る(もっとも、この 組み合わせは夏/冬共にあまりコミケットに適した服装ではありません)のか、それとも、「●●に登場する■■■の服装♪」と意識して組み合わせるかでコスプレか否かは決まってくるのです。
 つまり、100%市販品を流用、組み合わせたものでも、あなたに何らかのキャラクターのスタイルを再現する意図があればコスプレであり、ゴスロリドレスや浴衣、着物などは印象こそ強いものの一般服の範疇ですが、あなたが普段からそれを着ておらず、「せっかくのコミケットだから」とそれらを着ようと思うのならそれもコスプレということになります(その意味ではメイド服やチャイナドレス、スポーツユニフォーム、軍装、女装なども含まれます)。
 しかしながら、現在コスプレ希望者の数に対して更衣室のスペースは限られており、瑣末な更衣まで全て更衣室の使用を定めることは事実上不可能となっていることから、ある程度軽易なものであるならばコスプレとしてわざわざ登録する必要はないということになっています。
 その判断基準としては
●更衣やメイクが必要ではない。
●帽子、猫耳、バッチ、腕章、お面、ハチマキなど、何らかのグッズを単に身に着けるだけ。
●ハッピ、上着、マフラーなどを羽織るだけ。
 など、要するにほとんど何の作業の必要もなく至極簡単に準備ができるようなものであればよい、ということになるでしょう。
 もちろん、上着を着るなどで結果的に何らかのキャラクターのスタイルが完成する(例:ジャージのボトムを履いて来場し、会場内でジャージの上着を着ることで完成)ようなケースは明らかにコスプレですのでそれだけの更衣でも更衣室での更衣と登録が必要となりますし、上で挙げたような簡易デコレーションでも、会場や会場周辺の施設のトイレ個室などで着替えてはいけません(コスプレ目的でのトイレ使用はコミケットのルールで禁止されています)。


   

 


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