コミケクイックリファレンス 一般参加者編

▼朝の行列

 コミケの開場(一般参加者入場開始)は、AM4:30からです。必ず公共の交通機関を使い、AM4:30以降に着ましょう。開場についたあとは、スタッフの指示通りに正門前に並ぶことになっています。この、朝の行列の攻略法は「ひたすら耐えることができるか」であり、それは忍耐を要する修行みたいなものです。
 それを少しでも楽にするにはアイテム、つまり行列のつらさを緩和する効果的なグッズを使うことです。まずは、折りたたみイス。100円ショップものとか、杖として使えるタイプとか、持ち運びに邪魔にならないものと選びましょう。小型の座布団なども使えます。行列が止まっているときに使いましょう、お尻が冷えませんし入場する前に足が疲れてしまうことなどの心配がありません。
 次に、朝は冷え込んでいますので「温かいお茶があればいいのかな」と考えがちですが、お茶は身体を温めますが水分を取るので、自然とトイレが近くなります。はやめはやめの行動をしてください。
 身体を暖かくするには使い捨てカイロを使いましょう、これがベストです。
 防寒対策を考えた服装で並んでいても、長い時間じっとしていると、寒くなります。その対策としてマフラー・帽子・手袋の3点は用意していきましょう。
▼混雑

 会場に行くとき、入場待ちの行列、人気サークルの販売コーナー、昼食時のレストランなど、一般参加者は混雑の連続です。ノロノロ、人の波、ギュウギュウ詰め……。混雑を回避するにはどうすればいいのでしょうか?
 まず、開場へのアクセスや帰りの混雑は、人の流れを見てスムーズに流れているときを見計らって列に加わることです。また、朝と夕方が混雑する時間帯なので、その時間帯を避けて日中や夜に移動するという手段があります。こうすることで、交通機関での混雑は回避することが可能なのです。ただし、共通編で述べましたが、走り回るのはやめたほうがいいので、入場してすぐ走るひとにはつられないようにしましょう。
 レストランの混雑回避は、行かずにあらかじめ会場に向かう途中でコンビニにより、軽食類を買っておいて、それを、会場外(シャッターの外など)に出たところとか、自販機コーナーの脇などで手軽に済ませましょう。
 厄介なのが、人気コーナーや画材売り場においての混雑です。こればかりは、避けようにも避けられません。なぜなら人がいなくなった時は、販売物が売り切れた時だからです。この混雑は、並んだ以上しょうがないとしかいいようがありません。ただ、文句を言うことはやめましょう。
▼購入
 サークルをまわり、欲しいものがあれば買う。普通ならこれだけで説明できるのです、読者の皆さんには、次のような行為をしているひとがいないでしょうか。
 販売物をその場や聞こえるところで批判する。自分の知識が正しいとしてもそのことを言うだけ言いまくり、さらに、ひどいのになると周りに言いふらしたり仲間をつれてきたりとひどいことをするひとがいます。
 あと、じっくり立ち読みするひとがいますが、サークルの人は買ってもらいたいと思うのであまり注意しませんが、いつまでもいると他の人が近寄れないので迷惑です。一般の店とは違うので、欲しいと思ったらはやめに購入してあげましょう。
▼スケッチブック
 コミケのサークル参加者などにイラストやサインを求めるときにはスケッチブックを使います(略してスケブと呼ばれています)。そのときにもマナーがあります。
 スケブは書いてもらって当然のものではない、ということは覚えておきましょう。断られても文句を言ったりなどをしてはいけません。描けないと言われたら素直に聞きましょう。また、書いてもらったら、お礼の言葉は必ず言いましょう。スケブは当然もらえるサービスではないのです。
 スケブを頼む場合、礼儀として発行物は買いましょう。買いもしないのにスケブを要求するのは、身勝手な行為です。
 描いてもらうときに、無理やり頼むのはやめましょう(浴衣でこのキャラを描いてとか、色は絶対塗ってとか)。無茶で理不尽な行為です。普段、イベントでは、スケブを受け付けているサークルでもコミケではだめ、という場合もあります。注意して下さい。
 スケブには念のため、住所氏名は書いておきましょう。いちいち頼んでくれた人の顔を覚えてられないコトもありますし、万が一取りに行くのを忘れた場合、サークルさんによっては着払いなどで送ってくれたりもします。
 
 

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